2011年12月17日(土)・18日(日)、立命館大学朱雀キャンパス「大講義室」にて開催。
昭和30年、岐阜県生まれ。高校時代に化学を学ぶ。公害問題に直面して自然との共生思想をもつ神道に共感し、昭和48年に神宮研修所に入学。昭和50年、神宮に奉職。現在、神宮司庁広報室長。脳科学者茂木健一郎氏が、「学識深く、当意即妙で、的確」という語り口でマスコミ対応にあたる。主著に、「絵で見る美しい日本の歴史」(講談社)「伊勢神宮の智恵」(写真: 宮澤正明/小学館)
時代の変遷と共に失なわれていくものは多い。そうしたなかにあって日本の普遍性を伝えるのは、神話であり神事である。
今こころをひとつに日本を創り直していくためには、科学的にも証明可能な神代の世界と伝統文化に学ぶ必要がある。
天岩戸開きに基づく神話と、悠久の歴史をもつ式年遷宮には、過去と未来をつなぐ智恵と技術が息づいている。