●リトグラフ

 石版画とも呼ばれる。石版石を使い、脂肪分を含む描画材で描いたあとをアラビアゴムなどで製版する。描画部分は、油と親和性を持ち、他の部分は、石版石の保水性が保たれているため、ローラーでインクをのせてもインクをはじくため、描画部分のみにインクが残り印刷される。
 ビニー氏は、作品「公家(坂東三津五郎)」(№)で、リソグラフと合羽摺を併用している。