●冬
Winter
「四季」の内
大大判錦絵 44.5×29cm
制作：2003年9-11月 限定100枚
顔と手が大きい。ひょっとして日本人を描くときの特色か？
(図録no.75)
(前後期1-2-4)
2美人画
●秋
Autumn
「四季」の内
大大判縦絵 44.5×29cm
制作：2004年4-7月 限定100枚
(図録No.78)
(前後期1-2-3)
紅葉が散る淡い背景の中、着物の袂に見られる大きな「彼岸花」が上から下へ、
女性の美しさを一層引き立たせるかのように、しっとりとした流れを見せている。
また、着物が古典的なスタイルであるのと対照的に、髪型は現代的なスタイル
となっている。
作者は影響を受けた山川秀峰の美人画に現代的な要素を組み合わせることで、
このような楚々とした可憐な美人画を作り出している。
（Ａ．Ｍ）
●夏
Summer
「四季」の内
大大判錦絵 44.5×29cm
制作：2003年5-7月 限定50枚
もちろん橋口五葉に基づく作品。ひょっとして、クラウディア・カルディナーレか？
(図録No.74)
(前後期1-2-2)
●春
Spring
「四季」の内
大大判錦絵 44.5×29cm
制作：2005年7-11月 限定100枚
(図録no.88)
(前後期1-2-1)
静かにしとしとと降る春雨の中、女性は急ぎ足で家路を急いでいるのだろうか。
着物の柄から感じる可憐さとは対照的に、後れ毛が揺れ動く艶麗さをも持ち合わせた奥深い女性美が描かれている。
又、馬連による筋刷りという手法を用いていることで、雨という冷たいものを春を感じさせるよう柔らかく、しなやかに表現している。
(A.M)
●風呂あがり
After the Bath
「東錦美人合」の内
大判錦絵 38×28cm
制作：2006年11-12月 限定100枚
西洋人からみた日本人の美を表現しています。
(図録no.98)
(後期C)
●縁側
Veranda
大判錦絵 38.5×26.5cm
制作：2004年8-9月 限定30枚
「歌麿の春画」“Utamaro's Erotica” (図録No.84) の刺青なしバージョン。
(図録No.83)
(前期B)
●鳳凰の夢
Phoenix Dream
二重大判錦絵 49.5×36cm
制作：2006年1-5月 限定20枚 (on commision)
(図録no.94)
(前期W1-3)
●蝶結び
Butterfly Bow
「東錦美人合」の内
大判錦絵 38×28cm
制作：2005年月-10月 限定100枚
(図録No.89)
(前期C)
解説担当：加茂
●紫
Purple
細版錦絵 31×10.5cm
制作：2005年4-6月 限定100枚
(図録no.87)
(前期D)
●歌麿の春画
Utamaro's Erotica
「江戸墨百色」の内
大判錦絵 38.5×26.5cm
制作：2004年9月-2005年1月 限定100枚
海外において「春画」を指す言葉の一つに「UTAMARO」がある。それ程彼の春画は有名であり、また芸術品としても優れていた。本図の女性が背負っている刺青は歌麿の春画組物『絵本小町引』の内の一図である。刺青によって女性の妖艶な雰囲気に凄味が加わっている。（石上）
※入れ墨のない色違いのバージョン、「縁側」“Veranda” (図録No.83) がある。
(図録No.84)
(後期B)
