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[A Database Construction of Old Japanese Manuscripts and an Analysis Using Machine Learning(ヨーロッパ所在の日本中世古写経データベース構築と機械学習による解析)]April 1, 2021(Thu)本研究では、ヨーロッパに所在し、ARC所蔵品とも関連する日本古写経について、基礎情報(料紙の高さや紙幅、界高、簀目、紙厚など各部位の法量計測、繊維・粒状物質の観察を含む)やデジタル画像の記録と、ARCデータベース・システムを通じたそれら古写経のデータベース構築を目的とする。なお古写経のなかでも紺紙金字一切経については、これまでに実施してきた高精細近赤外線デジタル画像撮影によって染料に隠れた墨書や花押などの検出に努め、検出された場合には、前年度までに引きつづき単一画像超解像等による解析を行う。くわえて経典見返絵に描かれた尊格の特徴や顔貌表現における絵画様式の特徴を、美術史における美的分析の手法とともに深層学習の手法を用いて自動的に分析することを試みる。その理由は、自動的分析の結果は修正を施すためには人の目と手による検証を必要とし、あるいは逆に、日本の絵画様式にたいして新たな観点をもたらす可能性があるからである。結果の妥当性をそれぞれ検証するためにデジタルツールと伝統的な分析の双方を使用して、技法・絵画様式とその意義をより客観的に考察してゆきたい。
[A Database Construction of Old Japanese Manuscripts and an Analysis Using Machine Learning(ヨーロッパ所在の日本中世古写経データベース構築と機械学習による解析)]March 29, 2019(Fri)[A Database Construction of Old Japanese Manuscripts and an Analysis Using Machine Learning(ヨーロッパ所在の日本中世古写経データベース構築と機械学習による解析)]March 27, 2019(Wed)日時:2019年3月27日 13:00~17:00
場所:賀茂別雷神社(京都市北区)
参加者:相田(愛)桜の香りの漂う境内にて参拝後、当社に伝来する「紺紙金字法華経并開結」10巻の熟覧と法量計測などの基礎調査を行いました。平安時代後期~鎌倉時代初頭(12世紀後半)の制作と推定されている優品です。明日・明後日は赤外線撮影も予定しています。
お忙しいなかご対応いただいております神職の皆様、ありがとうございます。
【参考資料】※いずれも2019年3月27日閲覧。
「(京都非公開文化財特別公開)上賀茂神社・紺紙金字法華経開結共https://www.asahi.com/articles/DA3S13457164.html」朝日新聞デジタル>記事(https://www.asahi.com/articles/DA3S13457164.html)。
久保智祥「願ったのは世の平安か、平家打倒か 上賀茂神社の経文」朝日新聞デジタル>記事(https://www.asahi.com/articles/ASL3F5TKRL3FPLZB012.html)。
[A Database Construction of Old Japanese Manuscripts and an Analysis Using Machine Learning(ヨーロッパ所在の日本中世古写経データベース構築と機械学習による解析)]May 23, 2018(Wed)本年度最初の打ち合わせを実施しました。
日時:2018年5月22日(火)
13:00-15:00
ARC会議室2参加者:相田〔敏〕(岡山大学)、小林(筑紫女学園大学 スカイプでの参加)、横内(京都府立大学)、相田〔愛〕
コーディネーター:金子先生
打ち合わせ内容
(1)昨年度までの成果
(2)今年度の目標
(3)今後の活動内容について1