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2007年05月24日

●第3回AKAMA研究室プロジェクト研究発表会

論題:「弥作鎌腹の初演-絵入根本『忠臣いろは四十七訓』をめぐって-」
場所:アート・リサーチセンター第1会議室
発表者:松葉

概要:
「仮名手本忠臣蔵」の書き換え狂言であり、義士銘々伝の一幕である「弥作鎌腹の場」を扱う。本作品は、渥美清太郎氏によって解説がなされているが、「勘平鎌腹」と「弥作鎌腹」の上演にあたって、どちらが先行するかということに関しては、記述があいまいなところがある。上演資料から読み解くことで、事実上の前後関係を明らかにするのが本発表の目的である。また、渥美清太郎氏の見解が混同されてしまった理由に、氏が翻刻した日本戯曲全集『赤穂義士劇集』の「弥作鎌腹の場」本文が関連している。その底本に使われていた絵入根本『忠臣いろは四十七訓』の内容について考察を加えることで、その資料的性質を明らかにし、「弥作鎌腹」上演に関わる周辺資料の整理を試みたい。

★他に担当者もいないということで、先週に引き続き松葉が担当します。何度もお時間とらせて申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

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