近世版木総合研究 | ⇒TOP

2008年07月18日

●第三回版木研究会「浮世絵版画の摺と版木」

京都で浮世絵の摺り師として活躍されている佐藤景三氏と中山誠人氏をお迎えして、摺と版木について、お話を伺いました。
今年、5月に完成した奈良大学所蔵の浮世絵板木のデジタルデータを見てもらいながら、浮世絵の板木を中心とした質疑応答を行いました。また、アート・リサーチセンター所蔵版本の板木も見ていただき、その特徴について意見を交換した。工房からお持ちいただいた彫刻する前の板木もみせていただき、有意義な一日であった。

日時:2008年7月18日(金) 16時30分~
場所:立命館大学アート・リサーチセンター 第一会議室

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2008年04月25日

●絵草子にある板木の撮影を実施

23日24日の二日間にわたり、美術店絵草子に保管されている板木の撮影した。

2008年04月11日

●板木研究会と板木展

本年度上半期、板木研究会の活動は次のように予定しています。
1,4月18日 「美術店 絵草子」にて板木撮影 打合せ
2,5月中旬 摺と板木に関する研究会(摺り師=浮世絵)
3,6月中旬 田中弘美研究室の板木3Dモデルの紹介
4,7月中旬 板木に関する研究会(所蔵者)
5,8月上旬 板木に関する研究会(摺り師=版本)

11月 板木展開催

2008年02月14日

●版木撮影

10月までの試験的撮影により方法論を固めて、2月14日より本格的に版木のデジタル・アーカイブに入りました。3月中には大部分のデジタル撮影が完了する予定です。

2008年01月16日

●板木アーカイブ撮影結果の紹介

2007年度は、撮影方法の策定を中心に研究を進めてきました。
裏表4丁掛けの板木の場合、片面を4箇所に分割して、それぞれの4位置のライトと正面フラッシュの光源を使い、1箇所に5ショットの画像を撮影していきます。つまり、裏表で、40枚の画像が記録されるわけです。
[撮影結果事例]
上記をクリックすると1箇所の5画像を比べてみることができます。
なお、この画像は、長辺1000pixelに縮小してあります。
[撮影結果を動画でみる]

2007年12月21日

●研究室紹介

20071218chunichiNewsPaper.jpg 中日新聞2007年12月18日の記事で、浮世絵アーカイブと板木アーカイブの研究について紹介されました。
浮世絵データベースの意義、板木アーカイブの目的などについて端的に紹介されていますので、参考に掲載します。

2007年12月04日

●第1回 近世板木総合研究会

奈良大学に所蔵される近世版本の印刷に使った板木のデジタルアーカイブを行い、それを素材に総合的な板木に緘する研究会を立ち上げました。その第1回目として、GCOEセミナーの場を借りて、永井一彰先生に、これまでの先生の板木研究について概観していただきます。
近世期を中心とする印刷文化について興味のある人は、参加してください。

講演会「板木(はんぎ)は語る」
講師:永井 一彰 氏 (奈良大学文学部教授)
日時:2007年12月4日(火) 18:00~19:30(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム

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2007年10月23日

●10月定例板木アーカイブ

10月の板木デジタルアーカイブは、10月24日と27日に実施します。

2007年08月09日

●奈良大板木アーカイブ作業本番

20070811mainichi.jpg

2007年8月9日・10日の両日、奈良大学において
板木アーカイブ2D撮影を実施しました。

当日は、NHK奈良局、共同通信他、報道各社から、奈良大学教授永井一彰先生ともども、取材を受けました。

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2007年07月25日

●板木の3D撮影について

hangi3D200707.jpg 本プロジェクトは、理工学部田中弘美研究室との共同研究でもある。
田中研究室では、「VIVID 910」という3D スキャナを使っている。
今回は、その
一番解像度高いレンズを用いて,撮影を行った。このレンズでは,1回の撮影で,約8cm×8cmのサイズの版木を撮ることができる。
そのため、大きな版木については約100回撮影を行なう必要がある。しかし、このレンズを用いることにより,版木表面の細かい凹凸を計測可能となるのである。6月7月の撮影を併せて、今年度は、6枚の板木の3Dアーカイブを実施した。
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2007年07月08日

●版木を使った実習講義

奈良大学における永井一彰氏の公開授業が奈良大学報139号(平成19年2月)に掲載されました。
閲覧する(PDF)

2007年06月18日

●板木の2Dデジタルアーカイブ予備撮影

slide0008_image015本日、奈良大学において、今後の板木デジタルアーカイブにあたっっての撮影方法を決定すべく、予備撮影を実施した。
今回の撮影では、デジタルスチルカメラによる2D撮影と同時に、田中弘美研究室との共同研究により3D撮影を実施するため、この二つのデータが連動するようなデータ作成が求められている。そのため、多方向からの光源により、できるだけ多くの画像を残す必要があるが、文化財の撮影であるため、もちろん作業の効率も勘案して、もっとも現実的な方法を実践する必要がある。
朝から撮影を始めて、たどり着いた結果は、六本の照明を、撮影台の廻りに均等に六角型になるように立て、それを一本ずつ点燈させ、さらに正面からの光線による撮影と併せて、一枚の板木に対して、7枚の映像を残す方法である。

その撮影効果の結果は、ここをクリック

 

2007年03月01日

●板木のアーカイブプロジェクト

2007年2月23日金曜日、奈良大学永井一彰先生の研究室に板木コレクションの見学にいってきました。
奈良大学博物館には、3500枚にも及ぶ江戸時代の板木が所蔵されています。京都の古書肆である竹苞楼の旧蔵板木が中心で、ほかに藤井文政堂のものがあり、古書市場にでまわったものを購入して、もとのグループに戻ったものもあります。
寛政版「奥のほそ道」などの貴重な板木が含まれており、大切に保管されています。
また、図書館にも、個別に収集した浮世絵や版本の版木が約1000枚あるようです。

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