入試日程
実施月 | 入試方式 | 出願期間 | 試験日 | 合格 発表日 | 第1次 手続期間 | 第2次 手続期間 |
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9月 | 一般 社会人 外国人留学生 (日本在住・海外在住) APU 学内 | 8/1(金)~ 8/22(金) | 9/20(土) | 10/3(金) | 10/3(金)~ 10/17(金) | 2/27(金)~ 3/13(金) |
2月 | 一般 社会人 外国人留学生 (日本在住・海外在住) 特別学内 | 1/9(金)~ 1/23(金) | 2/14(土) | 2/27(金) | - |
様々な形態の文化を保存・理解・継承・活用、
さらには新しい文化創生を実現
デジタル時代の今、歴史・文化・芸術を対象とした研究にもデジタル技術を導入した研究手法が急激な勢いで導入されてきています。これを文化情報学と称し、専修では様々な形態の文化を保存・理解・継承・活用、さらには新しい文化創生を実現するための研究をします。
歴史都市や文化財・文化遺産、出版メディアなどを対象にしたデジタルアーカイブを文化資源(情報)と位置づけることで生れる様々な可能性について、国境や時代という境界を越えた視点で研究を進めます。
続きを読む>>赤間亮 教授
【専門領域】
日本の有形無形の文化財を対象にデジタルアーカイブの実践研究を進めています。とりわけ美術品や文化資源は、幕末から大量に輸出されることで、海外の博物館や個人が大量に所蔵しており、日本と海外の研究者との間で情報を共有する必要があります。また、能や歌舞伎、京舞などの伝統芸能を正しく理解する観客を育てていく手法開発も必要です。こうした状況を解決する方法としての新たなモデル構築に挑戦しています。
【著書・論文】
『歌舞伎・文楽 第四巻歌舞伎文化の諸相』(岩波書店)、『図説日本の演劇書 歌舞伎篇』(八木書店)、『イメージデータベースと日本文化研究』(ナカニシヤ出版)
『イメージデータベースと日本文化研究』
【最近の研究テーマ】
幕末期浮世絵揃物の研究、イメージデータベースと活用、歌舞伎の造形
【指導した大学院生の修士・博士論文】
「板木デジタルアーカイブ構築と近世出版研究への活用」、「近世の大衆文芸と白話小説―「水滸伝」の受容をめぐって―」、「近世期春画・艶本研究の一試論」、「近世演劇及び演劇資料におけるパターン利用の発想と方法」
【所属学会/受賞歴等】
歌舞伎学会、国際浮世絵学会、日本近世文学会、アート・ドキュメンテーション学会、1989歌舞伎学会奨励賞・2007上野五月奨励賞
【専門領域での推薦学術書】
『日本文化デジタル・ヒューマニティーズの現在』(ナカニシヤ出版)、中野三敏『江戸の出版』(ぺりかん社)、中村幸彦『戯作論』(著述集第八巻)(中央公論社)
【大学院志望者へ一言】
領域を越えた視点、国際的な視野からのハイブリッドな日本文化研究者が必要とされてきています。こうした学問状況のなかで、柔軟な研究姿勢を持ちながら自分自身の確たる柱を打ち立てていっていただきたい。
2014年4月入学 文学研究科博士課程前期課程 (一般入学試験)
1. 入学定員および募集人数
専攻 | 専修 | コース | 課程 | 入学定員 | 募集人数 |
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行動文化情報学 | 文化情報学 | 研究一貫 高度専門 | 博士課程前期課程 | 35名 | 14名 |
人間とその文化を、
多様かつ現代的な 視点から研究。
どれだけ時代が移り変わっても、人間が思考・行動し、あるいは表現をなす、すなわちその文化的な営みのなかには、変わらぬ部分が横たわっています。 この不変性(普遍性)を、壮大な歴史の流れや自身が生きる現代との相関のなかで生き生きと捉えるのが、ほかでもない人文学ですが、とすれば国際化やIT化が劇的に進展し、環境問題への対応の緊急性が明らかになった今日、この学問はより重要性を増しているというべきでしょう。 文学研究科はこの自覚にもとづき、具体的には次の3つの目標を掲げながら、教育と研究の成果を発信してゆきます。
矢野桂司 教授
【専門領域】
地理情報システムを活用した人文地理学と学際的な地理情報科学を専門としています。国勢調査などの小地域統計を用いたジオデモグラフィクスや、人や物の空間的相互作用などに関心があります。また、アート・リサーチセンターにおいて、デジタル・ヒューマニティーズ、とりわけ京都の歴史GIS研究を展開し、バーチャル京都を構築しています。京町家、祇園祭などの京都の文化財に関わる、産官学地域連携のもとでの地理学的研究を実践しています。
【著書・論文】
『歴史都市京都のGIS』、『デジタル地図を読む』、『バーチャル京都』(ナカニシヤ出版)、『地理情報システムの世界』(ニュートンプレス)など。
『バーチャル京都』
【最近の研究テーマ】
ジオデモグラフィクス、歴史都市京都のGIS、バーチャル京都の利活用、京町家のGIS、祇園祭、地理学的研究など。自治体・教育分野へのGISの普及。
【指導した大学院生の修士・博士論文】
「地方自治体における非図面管理部門での統合型GISの活用に関する研究」、「ミクロレベルにおける都市モデリングの手法の構築」
【所属学会/受賞歴等】
日本地理学会、人文地理学会、地理情報システム学会、など。日本学術会議連携会員。日本地理学会研究奨励賞授賞、ディジタル・シルクロード賞、シンフォニカ統計GIS活動奨励賞
【専門領域での推薦学術書】
『現代地理学の潮流』(R. J. ジョンストン著、1997・99、地人書房)『Geographic Information Systems and Science』(Longley, P. et al, 2010, Wiley)
【大学院志望者へ一言】
地理情報システム(GIS)と地理情報科学(GISc)に関わる地理学的研究を、国内外で実践するには、最も適した大学院です。とりわけ、本大学院は、デジタル・ヒューマニティーズの視点からGISを用いた歴史都市京都を対象とする研究としては唯一の大学院です。
2014年4月入学 文学研究科博士課程前期課程 (社会人入学試験)
1. 入学定員および募集人数
専攻 | 専修 | コース | 課程 | 入学定員 | 募集人数 |
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行動文化情報学 | 文化情報学 | 研究一貫 高度専門 | 博士課程前期課程 | 35名 | 若干名 |
大学院生の目的に応じた2つのコースを設置
前期課程では、様々な目的を持つ人を受けいれるため、2つのコース(研究一貫コース、高度専門コース)を導入してい ます。コースは入学出願時に決定し、入学後はそれぞれの目標に沿って研究を進めていきます。
湯浅俊彦 教授
【専門領域】
「デジタル環境下における出版ビジネスと図書館」が主な研究領域です。電子出版と電子図書館がどのような方向性を目指していくのか。読者・利用者のために出版界と図書館界の新たなモデルを構築することを探求しています。
【著書・論文】
『日本の出版流通における書誌情報・物流情報のデジタル化とその歴史的意義』(ポット出版)、『電子出版学入門 改訂3版』(出版メディアパル)
『電子出版学入門』
【最近の研究テーマ】
国立国会図書館の所蔵資料の大規模デジタル化や「電子納本制度」の導入など、図書館界における出版コンテンツのデジタル化とその利活用を中心に研究を進めています。
【指導した大学院生の修士・博士論文】
「地方自治体における非図面管理部門での統合型GISの活用に関する研究」、「ミクロレベルにおける都市モデリングの手法の構築」
【所属学会/受賞歴等】
日本出版学会、日本図書館情報学会、日本図書館研究会、日本マス・コミュニケーション学会
【専門領域での推薦学術書】
箕輪成男『出版学序説』(日本エディタースクール出版部)、原田勝・田屋裕之編『電子図書館』(勁草書房)、ジャン- ノエル・ジャンヌネー『Google との闘い』(岩波書店)
【大学院志望者へ一言】
写本の時代に活版印刷が現れ、次第に活版印刷物が主流になったように、電子出版もまた、著作を伝達し、継承し、保存していくという観点からすれば新たな、そして大きな転換期をもたらすものです。したがって、この領域の研究には既存のメディアを相対化する柔軟な思考こそが求められるのです。
2014年4月入学 文学研究科博士課程前期課程 (外国人留学生入学試験)
1. 入学定員および募集人数
専攻 | 専修 | コース | 課程 | 入学定員 | 募集人数 |
---|---|---|---|---|---|
行動文化情報学 | 文化情報学 | 研究一貫 高度専門 | 博士課程前期課程 | 35名 | 若干名 |