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サブプロジェクトの構成と主要メンバー

京都映画文化における地域文化発信機能の形成と展開プロジェクト
代表者: 文学研究科・史学専攻/助教授 冨田 美香

本研究の目的は、京都の歴史・伝統産業の集大成として成立した映画産業・文化を多角的に分析し、京都という時空間そのものを表象のレベルで問い直すと同時に、映画文化に関わる新しい世代の育成とネットワーク形成も含め、地域文化の発掘・創出と活性化を試みることにある。
研究概要は、1.) 映画=地域文化の生成研究(マキノおよび大映京都撮影所を対象とし、撮影所概要、映画人展拠録、作品情報およびロケ地情報に関する調査)、2.) 映画=地域文化の受容研究(内外の都市での映画受容様態をとおして、映画によるアイデンティティ形成過程を調査)、3.) 映画=地域文化の育成(映画人への聞き取り調査時や、基盤としてのフィルム文化、地域映像文化に関する映像記録を作成し、あらたな地域文化創出拠点を形成)の3本柱で構成する。

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Digital Art Entertainmentとしてのテレビゲームの研究
代表者: 政策科学研究科・政策科学専攻/教授 細井 浩一

本プロジェクトの主要なテーマは以下の3つである。
(1)テレビゲーム成立史
任天堂のファミコン開発者を共同研究者として、デジタルエンタテインメントをめぐる様々な技術的要因や人的要因が、京都・任天堂における1983年のファミリーコンピュータの開発に結実していくプロセスを、当時の技術資料や関係者ヒアリングなどの一次資料をベースとした成立史研究を行う。
(2)ゲームアーカイブの構築とデジタルライブラリ
1998年より構築しているテレビゲーム(ハード、ソフト)の現物アーカイブをベースにして、インタラクティブ性の高いマルチメディアコンテンツのデジタルライブラリ化の手法を研究し、テレビゲームのデジタルライブラリを試作する(FDL=FamilyComputer Digital Library)。
(3)アート・エンタテインメントとゲーム・デザイン
テレビゲームのもつ可能性を遊戯以外の社会的コンテキストに位置づける研究として、テレビゲームの持つ特徴的なインタフェースやシステムがユーザーに対して持つ訴求力の基礎研究を行う。
また、文化的コンテンツを広義のアート・エンタテインメントとしてとらえ、RPG性をもった体験型シミュレーション、エンタテインメント指向のe-learningシステムやWeb協調空間環境をデザインするための研究を行う。

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