D3-5 『御幟図絵』

資料名 : 『御幟図絵』
作者 : 
員数・装丁・判型 : 大型本折本二巻二冊
年代 : 天保11年(1840)
資料番号 : arcBK06-0031

 江戸時代には端午の節句(旧暦5月5日)に男児の立身出世や健勝を祈願して屋外に幟絵をたてる風習があった。題材に魔除けの意味も込めて鐘馗や武将などが選ばれ(D4-2)、金太郎も幟絵に描かれることとなった。本図は京都の大丸が制作した幟絵の見本帖に所収されるもので、岩に腰かけた金太郎がやじろべえを指にのせて遊んでおり、動物たちが、恐らく金太郎に捧げるために、角樽から大盃に酒をついでいる。金太郎がやじろべえで遊ぶ図像は古くからの版本の挿絵でも確認できる(『金時幼稚立』)。なお、見本帖には熊を抱く金太郎と山姥の図熊の背を踏む金太郎の図の計3図がおさめられており、金太郎が幟絵におけるお馴染みの題材であったことがうかがえる。

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