D3-6 「源頼光於足柄山ニ金時得給体」
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資料名 : 「源頼光於足柄山ニ金時得給体」
作者 :
員数・装丁・判型 : 大々判/墨摺絵
年代 : 天保年間(1830~1844)頃
資料番号 : arcSP02-0378仙台東照宮の祭礼(仙台祭)の時に刊行された、渡物と呼ばれた山車物などを描いた絵を仙台祭絵と呼ぶ。江戸時代の9月17日に行われた仙台祭では山鉾・山車などの渡物が神輿渡御に先立ち城下を巡行したという。仙台祭絵は遅くとも寛保3年(1743)には制作が始まっており、現存作品は18世紀後半以降とされる。大絵図と小絵図とに大別され、本図は大絵図に分類されるものである。
本図で描かれる山車は、足柄山で金太郎が頼光に見いだされ家来となり、坂田金時の名を賜り山を離れる場面を題材としていると考えられる。馬に乗り足柄山を発つ頼光と、それに追従する鎧甲冑姿の金時、見送る山姥の構図となる。
足柄山での頼光と金時を出会いを主題にした仙台祭絵は、本図を含め4図が確認されており、それぞれ別の年に出版されたと考えられ、馴染みのある題材であったのだろう。他にも頼光、山姥、怪童丸を描いたもの(arcSP02-0285)、また「四天王大江山入の体」も確認される。(I)