A4.05 三味線 岸沢式佐 常磐津 兼太夫 常磐津 造酒太夫 常磐津 政太夫 

絵師:豊国〈2〉
出版:文政8年(1825)~文政9年(1826)
判型:大判錦絵
所蔵:国立音楽大学附属図書館(竹内文庫)
作品番号:80-1333

演奏者4人の名前が同時に揃うのは、(A)文政8年11月(1825年)中村座「攝よせて色中網」、(B)文政9年3月(1826年)中村座「雛対夢白酒」の2公演のみであるが、大名題等の記載がなく、どちらとも確定できない。兼太夫と造酒太夫はこの時期、1興行内でタテとワキを交代で語っていた。この絵ではタテが造酒太夫、先輩でワキの兼太夫は描かず、左は3枚目の政太夫を描いているようである。