京都文化博物館別館にて開催されている「池田重子コレクション」「岡重コレクション」展覧会に行ってきました。明治・大正・昭和初期の和服の一大コレクションを有する池田重子氏と株式会社岡重の 二代目であり、更紗・小袖・は裏などの収集家であった岡島重助氏のコレクションが展示されています。
本展で岡重コレクションからは明治~昭和初期の友禅裂が主に展示されており、伝統的な図様、西洋の影響を受けて新たに生まれた図様、当時の世相を反映した図様が展示されています。改めて当時の文化的背景や時代背景が大きく反映されて衣服の意匠が生み出されていることを感じました。また、染め出された精緻な紋様、美しい線からは型友禅の技術の高さを感じることができる貴重な機会でした。