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2017年度下半期活動報告April 19, 2019(Fri)
2017年度下半期の当プロジェクトの活動を以下のとおりご報告いたします。
2017年
10月2日 「松竹大谷図書館所蔵・芝居番付検索閲覧システム」に2343件のデータを追加公開、これで全点5593件のうち著作権保護期間が終了した5588件の公開が完了(システムの初公開は2016年1月15日)
松竹大谷図書館の番付は、「ARC番付ポータルデータベース」からも、他の所蔵機関と共に検索閲覧が可能
10月5日 紀伊國屋ホールの上演記録考証作業開始(於松竹大谷図書館事務所内)
紀伊國屋ホールの上演記録は、劇場プログラムの他、『演劇年鑑』や各種演劇雑誌、刊行されている各劇団史などを参照して考証を行った。
《紀伊國屋ホールのプログラムが並ぶ書架》
《プログラムは1年毎に綴じて保存されている》
10月6日 各劇場の舞踊会公演の上演記録考証作業継続[作業開始:2015年度(4月14日)]
考証作業を継続している各劇場の舞踊会興行について、舞踊会プログラムを参照して上演記録を作成。2017年度下半期は1986年より考証作業を開始。舞踊会プログラムの所蔵目録も併せて作成する。
《舞踊会プログラムとは、全国各地で上演された日本舞踊及び邦楽の会の公演プログラムのこと。上演年月日順に整理し合本して保存している》
《合本の中には大きさやデザインも様々なプログラムが入っている》
10月20日 「松竹大谷図書館所蔵・組上燈籠絵検索閲覧システム」を公開(組上燈籠絵161枚を公開)
松竹大谷図書館の組上燈籠絵は、ARCの「組上絵データベース」「浮世絵ポータルデータベース」からも、他の所蔵機関と共に検索閲覧が可能
11月27日 活動内容及び以下の議題について打ち合わせ(於松竹大谷図書館事務所内)
(1)「新派上演記録データベースの構築について」
(2)「組上燈籠絵データベースのデータチェックについて」
<参加者:赤間亮先生、武藤祥子・井川繭子(松竹大谷図書館)>
2018年
2月27日 文化庁美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業「映画におけるデジタル保存・活用に関する調査研究」デジタル映画の保存と活用に関する技術セミナー(2017年度)セミナー2:映画関連資料のデジタル化に関するセミナー「事例紹介:『資料デジタル化の事例~松竹大谷図書館~』」東京国立近代美術館フィルムセンター小ホール
<発表者:武藤祥子(松竹大谷図書館)、参加者:井川繭子(松竹大谷図書館)>
3月5日 紀伊國屋ホールの上演記録考証作業 2017年度進捗状況
1964年より2002年まで劇場プログラムによる考証作業終了。
1971年より2002年まで『演劇年鑑』による考証作業終了。
3月23日 各劇場の舞踊会公演の上演記録考証作業 2017年度進捗状況
1982年より1989年まで舞踊会プログラムによる考証作業終了。
デジタル歌舞伎博物館内「新派上演年表」管理者限定公開を開始
以上