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【国際シンポジウム】 Popularizing Fabrics and Clothing: Kyoto Yuzen Industry in Broader Context 1600-1970
June 3, 2017(Sat)

国際シンポジウム
Popularizing Fabrics and Clothing:
Kyoto Yuzen Industry in Broader Context 1600-1970

(布と衣のポピュラライゼーション:京都友禅を国際的文脈の中に位置づける)

2017年6月3日(土) 10:00~18:00
立命館大学衣笠キャンパス アート・リサーチセンター
参加費無料、事前申し込み不要

問い合わせ先:info■lccg.tokyo (※■を@に変えて下さい)

【主催】「糸・布・衣循環史研究会」(科研費補助金基盤B研究課題「糸・布・衣の廉価化の世界史」)
立命館大学アート・リサーチセンター文部科学省 共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点」研究課題 「デジタル・アーカイブ手法を用いた近代染織資料の整理と活用」
政治経済学・経済史学会「糸・布・衣の循環史」フォーラム



 このシンポジウムは京都友禅の展開を、とくに19世紀後半から20世紀半ばに注目し、国際的な文脈の中に位置づけることを目的とします。主催する糸・布・衣の循環史研究会(Linking Cloth-Clothing Globally)は、16世紀から現代までの繊維産業の展開を、とりわけ価値の変遷(廉価化と高級化)を軸に、地域横断的にグローバルヒストリーの手法も取り入れつつ考察することを目的に、科研費基盤B(2015年4月~2019年3月)で運営されています。今回の主眼は、世界的なテキスタイル史研究者であるJohn Styles教授(英・ハートフォードシャー大学)を招聘し、日本側の研究を氏とともに、国際的な比較の観点から議論しつくす点にあります。
 シンポジウムは3つのパートより構成されており、最初に会の目的の説明した後、鈴木桂子(立命館大学)が、友禅着物の大衆化とそのデザインの国際的伝播の原動力になった型紙を、アート・リサーチセンターの所蔵品をベースに紹介します。
 第二部は、「国際的なジャーナル・読者に向けた成果発信(京都友禅捺染業)Writing for International Readers/Journal I: Kyoto Yuzen Printing & Dyeing Industry 1650-1970」と題して、加茂瑞穂(京都工芸繊維大学)・上田文(京都工芸繊維大学)・井上直子(城西大学)・杉浦未樹(法政大学)が、それぞれ友禅デザイン・ローラー捺染・銘仙着物・悉皆業に注目し発表します。事前に英文論考を回覧し、会の時間はほぼ内容の討論に使う予定です。投稿に向けた実践的アドバイスを得るともに、方法論的枠組みや用語を関連研究者で討論し共有することをポイントとします。
 第三部は京都・桐生・福井などの明治期の日本の織物生産地の比較研究で知られる橋野知子教授(神戸大学)を招き、講演していただきます。氏に一時間ほどお話いただいた後、1時間半を討論に充てる予定です。
※本シンポジウムは、すべて英語での発表となります。

Program

6月3日(土) 10:00~18:00
Part 1
10:00-10:15 Introduction (Miki Sugiura)
10:15-11:00 Viewing of Kyoto Yuzen Stencils Collection, guided by Keiko Suzuki
Part 2
11:10-11:50 Mizuho Kamo, Changes in Yuzen Marketing Strategies and their Reflections in Pattern Designs, 1892-1911.
11:50-13:00 Lunch Break
13:00-13:40 Aya Ueda, Modern Japanese Machine Printing and Kasuri Design
13:45-14:25 Naoko Inoue, Meisen, the first accessible luxury in Japan: 1873-1940
14:30-15:10 Paper 4 by Miki Sugiura, Redye and Make-over as Promoters of Fashion. Changing Structure of Kimono Fashion Center Kyoto
Part 3: Lecture on Kiryu Textile Industry by Professor Tomoko Hashino (Kobe University)

Participants are asked to read beforehand Professor's recent article, Tomoko Hashino, "Contrasting Development Paths of Silk-Weaving Districts in Modern Japan", in T. Hashino and T.Otsuka eds., Industrial Districts in History and the Developing World, Part of the series Studies in Economic History, Springer, 2016, pp 43-60

15:30-16:30 Lecture
16:30-18:00 Questions & Discussio