11月20日(日) パネル1: 招待講師

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田辺幸次(京都文化協会理事)

進化する京都・デジタルアーカイブ

  1. 京都デジタルアーカイブの過去10年
  2. 海外美術館との共同プロジェクト
  3. 文化財高精細複製品の活用と今後

 

 過去十数年、京都市が行ってきたデジタルアーカイブの歴史を振り返り、その流れを受け継いだ京都文化協会が現在行っている独自のデジタルアーカイブについて発表を行う。1998年京都デジタルアーカイブ推進機構設立から2001年の解散までの3年間、また同年設立され2004年に解散した京都デジタルアーカイブ研究センターの活動3年間、合わせて6年間京都市が京都商工会議所などと共同で行ってきたデジタルアーカイブは「ためる・つなぐ・いかす」のキーワードをもとに全国の自治体に先駆け先進的なデジタルアーカイブを確立した。その一番の成果が国宝二条城デジタルアーカイブプロジェクトである。このプロジェクトきっかけに様々な営利・非営利団体が独自のデジタルアーカイブを展開し様々な形となって新産業、新分野を創出、開拓しているが、その中で京都文化協会が推し進める文化財の価値、存在を「知る」「知らせる」活動についてご報告し、意見交換を行いたい。