DH-JAC2009 第1回日本文化デジタル・ヒューマニティーズ国際シンポジウム

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略 歴

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大矢 敦子
おおや あつこ

立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程D2。本拠点リサーチ・アシスタント。
1978年京都府生。日本映画史。文学修士。

 研究テーマは大正期の映画文化。現在は尾上松之助出演作の映画興行についての調査研究を行っている。
 本拠点では京都文化研究班に所属し、大正期の映画プログラムのWeb検索システム構築を行い、並行して大正期の「京都日出新聞」興行情報の基礎データ構築を目指している。


■ 業績

「尾上松之助の舞台と映画の関係性 明治末期から大正初期の京都において」(「アート・リサーチ」vol.6、立命館大学アート・リサーチセンター、2006年、pp.103〜114)
「尾上松之助のページェント公演に関する考察」(「京都文化博物館研究紀要朱雀」第19集、京都文化博物館、2007年3月、pp.39〜57)
「尾上松之助フィルモグラフィー」(『尾上松之助−日本最古の映画スター“目玉の松ちゃん”のすべて』 独立行政法人国立美術館/東京国立近代美術館、2007年p.33〜57)


要 旨


「映画関連資料の整理方法
 −コロンビア大学東亜図書館牧野守コレクションの事例−」

 報告者は、2008年10月から12月にかけて、コロンビア大学東亜図書館にて、「牧野守コレクション」の整理を東亜図書館のアーキビストと共に行った。牧野氏のコレクションは膨大な映画史に関する資料(書籍・雑誌・シナリオ・プログラム・映画会社内部資料・写真資料など)で構成されており、当該コレクションの整理及び公開は映画関係者だけでなく、広く日本史及び日本文化研究の分野でも注目を集めている。本報告では、判明している一次資料群の紹介を行い、現時点での整理手法と今後のデータ整理及び公開に関する試みを発表したい。