D3-3 「東絵昼夜競」

資料名 :  「東絵昼夜競」
作者 : 楊洲周延
員数・装丁・判型 : 大判錦絵
年代 : 明治19年(1886) 1月
資料番号 : arcUP6339

 本作は楊洲周延(1838~1912)による歴史画のシリーズ「東絵昼夜競」(「東錦昼夜競」)の内の1枚で、頼光が上総守となり、上総国に赴く途中、足柄山で怪童丸と出会う場面を描き、上部のコマ絵には、成長した坂田金時が一つ目小僧の妖怪の首根っこを掴み、障子に映る妖怪の影を睨みつける姿が描かれる。土蜘蛛説話で、頼光の屋敷で宿直をしていた金時が囲碁をしていた際、お茶汲みが一つ目の妖怪であったことを見破った場面であると考えられる。怪童丸は猿の背中を掴みながら、左上で柿の実をとろうとするもう1匹の猿に視線をあわせており、コマ絵の構図と相似をなす。

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