D5-2 『絵本武者金剛力士』
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資料名 : 『絵本武者金剛力士』
作者 : 奥村政信(作・画)
員数・装丁・判型 : 半紙本一冊
年代 : 不明
資料番号 : arcBK02-0091『絵本武者金剛力士』(『武者絵本金剛力士』)は奥村政信(1686~1764)による歴代の武者たちの逸話を集めた作品で、頼光説話の内では、一条戻り橋の説話、土蜘蛛説話が紹介される。源頼光の夢中に僧形が現れ、何者かと尋ねたら「我がせこが来べき宵なりささがにの蜘蛛の振舞ひかねてしるしも」という古歌を口ずさみながら蜘蛛の姿となり、四天王が忽ち駆け付けて退治したとある。土蜘蛛がつらねた和歌は衣通姫(そとおりひめ)が允恭天皇を慕い詠んだ歌で、能・歌舞伎の「土蜘蛛」で怪僧が出現する際にも唱えられる。本作の書入れは能の詞章に拠る所が多いが、能では独武者(保昌をさすと考えられる)が退治の中心人物であったのに対し、本作では独武者は消え、四天王が中心となり土蜘蛛を退治する。
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