D5-3 「平井保昌」「坂田金時」「渡辺綱」「臼井頼光」「卜部季武」

資料名 : 「平井保昌」「坂田金時」「渡辺綱」「臼井頼光」「卜部季武」 
作者 : 勝川春亭
員数・装丁・判型 : 大判錦絵三枚続
年代 : 文化・文政年間(1804~1830)頃
資料番号 : arcUP3990~3992

 本作は勝川春亭(1770~1820)による土蜘蛛退治の場面を描いた作品である。夜陰に乗じて土蜘蛛の住家にたどり着き、保昌が松明をかざし、綱が土蜘蛛を縄で縛って動きを封じ、金時らが巨大な丸太を振り下ろし退治しようとしている。春亭は勝川春英(1762~1819)の門人で、師・春英は丸太を掴み土蜘蛛を退治しようとする金時を描いている(「坂田金時 土蜘退治之図」)。春亭は師の作品も念頭においたうえで、三枚続の迫力ある画面で表現しようとしたのかもしれない。なお、ヴィクトリア&アルバート博物館所蔵の肉筆絵「四天王つち蛛退治」(作者不詳)にも、本作と同様に丸太に縛り付けられ四天王らに退治される土蜘蛛が描かれる。

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