楊家埠《財神到》
木版年画
サイズ:460x340mm
中国民衆の信仰の中には非常に多くの神々が存在しています。財神は吉祥神の一つです。清代の顧禄所が著した『清嘉録』の中では「正月初五日,为路头神诞辰。金锣爆竹,牲醴毕陈,以争先为利市,必早起迎之,谓之接路头」という当時の民間行事を記録しています。旧暦1月5日は「路頭神=財神」の誕生日であり、民衆は朝早くから鳴り物を鳴らし、供物を捧げて、財神を家に迎えるといいます。現在でも財神の年画を家に張って財神を迎えることが春節の伝統行事の一環として行われています。
赤と緑、黄と紫の反対色を用いた大胆な配色は楊家埠木版年画ならではの特徴です。
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