仏塔の源流:ジェータヴァナ・ダーガバ

ジェータヴァナ・ダーガパ
アヌラーダプラ、スリランカ
3世紀末

 スリランカには、紀元前3世紀に仏教が伝えられました。スリランカ北部中央にある古都アヌラーダプラには、初期の仏塔や寺院遺跡がたくさん残っています。ご覧いただいている仏塔は、紀元後3世紀末に、マハーセーナ王によって造営されたジェータヴァナ・ダーガバで、覆鉢の直径が約115mもあり、スリランカで最大の仏塔です。ちなみに、「ダーガパ」は、仏塔を意味します。
 一部、修復されていますが、半球形の覆鉢はほぼその形状をとどめており、インドのサーンチー第1塔などと同様の仏塔の形が、スリランカにも伝えられていたことがわかります。

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