船鉾の囃子方

ID:nagaeke_2159、資料形態:現像写真(108×146㎜) 

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 1932年開局の京都放送局によるラジオ放送開始を記念した船鉾の祇園囃子の中継の様子です。囃子方の一団と町内の長老の面々が写され、左側に立っているスーツ姿の男性はアナウンサーのように見えます。囃子方とは、鉦と笛(能管)、太鼓で祇園囃子を演奏する集団を指し、旦那衆の子弟らを中心に担われていました。本来、囃子方は鉦と太鼓だけを指し、笛方は特別な技能を持った別の集団でした。そのため当時の船鉾でも、壬生や上七軒など近郊から技能者がやってきて、笛の演奏を請け負っていたといいます。2枚目は、昭和初期に船鉾の囃子が太平レコードから発売されるにあたり、収録に参加した演奏者の集合写真です。一番右に立っている人物が伊三郎で、太鼓として参加していました。

レコードの説明書と当時の音源 ①「鶴、朝日、松、翁」②「龍、筑紫、船、葵」(リンク先の再生を押してください。)

ID:nagaeke_0730、資料形態:ネガフィルム(80㎜×110㎜)

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