武漢市大公話劇団

武漢市大公話劇団 五幕八場話劇『秋海棠』戯単

縦19.6cm 横13.5㎝、四面

資料番号 zgXD020-09

三須祐介所蔵

武漢市大公劇団は、1951年に上海で創設され、翌52年に武漢市で上演を行い、そのまま武漢に留まったようです。1956年には民間劇団として登録され、1959年に解散しています。戯単には上演期日が記載されていませんが、52年から59年の間のものではないかと考えられます。「旅行演出」とあるので、武漢以外の場所での上演だったと思われますが、明記されていません。脚本(「編劇」は脚本担当の職掌を指す)は、(黄)佐臨、顧仲彝、費穆とあるので、上海芸術劇団のバージョンを用いていることがわかります。

第二面から三面にかけては劇内容の説明に割かれ、第三面の下部には配役表が、登場順に掲載されています。さらにその下には、スタッフ一覧が主要なもののみ挙げられています。

第四面は次回公演の予告となっており、曹禺の名作『日出』など四つの演目が記されていますが、それ以外の情報は省略されています。

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