内外に認められた儒学者
05.四礼撮要

タイトル:四礼撮要
資料番号:FB.349.3
 いわゆる「準漢籍」の分類で,基となる「漢籍」の原典がなく,朝鮮半島で刊行された儒学の書物です。「四礼」とは俗にいう「冠婚葬祭」のことです。著者は尹義培,校正は卢秉伦,1850年の刊行です。直接なメモや記録が残されていませんが,本書はおそらく徐丙五(1862-1936)という文人画家の手によってロックハート卿に送られたものと推測されます。徐丙五は37歳と47歳の時に2度中国に渡り,当時の中国の文人や政治家との交流があったと言われています。

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