Home 『秋海棠』をめぐる旅 百新書店(話劇脚本) ② 百新書店(話劇脚本) ② 構成は、序幕、第一幕、第二幕(二場)、第三幕、第四幕、第五幕(三場)となっています。各幕のはじめには、舞台装置の説明と挿画、梗概が書かれています。ここに見えるのは、序幕で、天津の有名な京劇舞台が舞台装置になっています。主人公の秋海棠は京劇の女形役者です。伝統的な京劇の舞台は、挿画にあるように机ひとつと椅子ふたつのみと簡素なものですが、観客の想像力を掻き立てさまざまな場面を表すことができます。簡潔な能の舞台にも似た抽象性ともいえるでしょう。 投稿日:2021年12月10日 by asia カテゴリ: 『秋海棠』をめぐる旅 [編集]