百新書店(話劇脚本) ①

話劇脚本

秦痩鴎著

縦18.2cm 横12.6cm、221頁

1946年3月 百新書店

未整理

三須祐介所蔵

奥付には秦の名しかありませんが、秦じしんが書いているように、話劇の脚本は、(黄)佐臨、顧仲彝、費穆との共著と言って差し支えないと思います。話劇上演は、申曲の舞台化がなされた翌月の1942年12月から翌43年5月までロングラン上演を記録し、のべ18万人を動員したと言います。この脚本の巻頭言(1945年2月記)には、43年12月に桂林に移動した後、同じように戦火を逃れてきた知識人たちの『秋海棠』に対する好評を耳にし、また修正の必要も提起されたことを記していますが、この修正されたとする脚本も、やはり上記3名との共著であることが確認されています。

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