2017年に築造・焼成実験を行った「小型三角窯」の実験成果は、2017年11月26日にガレリアかめおかで開催された「アーティスト・トーク かめおかの土と焼き物を巡るおはなし」で紹介しました。ただし、一般市民向けの公開であったため、2018年1月14日、立命館大学朱雀キャンパス209号教室において、より専門的な検討を進めました。
丹波・篠窯跡群に特徴的な小型三角窯は、焚口が二つあること、支柱によって二重床面構造をとっていること、小型であることなど、同時代の須恵器窯とは大きく異なっています。その意味について、陶芸家と考古学研究者の間で意見交換を深めることができました。また、その検討を通じて来年度の計画についても協議しました。