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2006年12月05日

●安宅(あたか)

頼朝と不和になった義経は、奥羽の重衡を頼んで都を落ちることにする。探索の目を逃れるため、義経一行は山伏姿で関にかかる。山伏は通すまじと関守の富樫がいきごむが、弁慶は、持ち合わせた巻物を勧進帳と称して朗々と読み上げ、信用されたかに見えた。

強力に仕立てた義経が怪しまれ、厳しく問いただされるに、弁慶は義経を杖で打ち、なんとか押し切ろうとする。富樫は、それをみて弁慶一同の苦衷を察し、通してやるのだった。

富樫は、一行に酒を振る舞い、弁慶が一差し舞い、その間に足早に関を後にするのであった。

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