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2008年12月20日

2008年日本認知科学会冬のシンポジウム

Web時代の学会の役割: 総合学術辞典はいかにしてWikipediaを越えるか
 
日時 2008年12月20日(土) 10:00 - 17:20
会場 産業技術総合研究所 臨海副都心センター 別館11階 会議室
 
企画・実行:
認知科学オントロジー委員会
大森 隆司、小橋 康章、坂原 茂、長尾 確、中川 裕志、橋田 浩一、松原 仁 
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2008年12月20日

じんもんこん2008

日時:2008年12月20日(土)・21日(日)
会場:筑波大学:つくばキャンパス 春日地区
(〒305-8550つくば市春日1-2)
主催:情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会
共催:筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科
後援:電子情報通信学会、日本図書館情報学会、日本行動計量学会、日本情報考古学会、情報メディア学会、情報知識学会、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、日本アーカイブズ学会、記録管理学会、アート・ドキュメンテーション学会、日本統計学会、日本計算機統計学会

基調講演:
木下史青(東京国立博物館 学芸企画部企画課デザイン室長)

問合せ:じんもんこん2008実行委員会
Email:chs-08 あっと slis.tsukuba.ac.jp 「あっと」を置き換えて下さい。
住所:〒305-8550 つくば市春日1-2 筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科
FAX:029-859-1093

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2008年12月17日

第14回「人文科学とデータベース」

當山日出夫

2008年12月13・14日と、同志社大学の文化情報学部を会場にして、第14回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」が開催された。

このシンポジウムの成り立ちから、今にいたるまでの経緯を簡単に説明しておきたい。このシンポジウムも、日本における人文情報学のあゆみの一つだからである。

かつての重点領域研究「じんもんこん」の一つのセクションとして、このシンポジウムは始まった。第1回は、大阪電気通信大学。その後、「じんもんこん」のプロジェクトは期限を迎えることになったが、このシンポジウムだけは、有志があつまって存続させようということで、継続している。恒常的な組織があるというものではなく、毎年、関係者が相談して、そのつど、会場校と実行委員会を設定しながら、運営してきている。

そこで、今回の「人文科学とデータベース」シンポジウムである。例年とは違い、やや異例の展開であったことは確か。論文募集が、開催のぎりぎりになってから。そのせいか、例年よりは、参加者の数もやや少なかった。

だからといって、そこで発表された内容がおろそかなものであったわけではない。注目すべきいくつかの研究発表があった。

私(當山)の視点からは、次のふたつの発表。

「同志社校地内 歴史的建造物のデジタルアーカイブ化にむけて」
中谷正和さん(ほか)

これは、現在、同志社中学の管理にある、今出川キャンパスのチャペルについての話し。いわゆる歴史的建造物(文化遺産)のデジタルアーカイブ化である。この発表の質疑応答のとき、次のような質問があった。同志社中学出身の先生から、「このチャペルは、同志社中学では、日常的につかうものである。毎朝、ここで礼拝があってから、授業がはじまる。記録に残っているのは、特別に講演会や行事があったようなときの写真など。むしろ、通常の日常的なことは資料・史料として残っていない。このような側面にも注意すべきではないのか。」

この質問は、重要な意味をもっていると思う。文化遺産のデジタル化といっても、それが、日常的にはどうであるか、という観点は、これから需要になってくるであろう。

「浮世絵の計量分析」
村上征勝さん

村上さんは、現在、同志社文化情報学部の学部長(以前は、統計数理研究所)。江戸期を代表する何人かの浮世絵について、その顔の形状を計量的に分析しようというもの。なお、サンプルデータは、日文研の早川さんが選んでいるよし。本グローバルCOEにおいて、浮世絵研究は、中核的存在である。いろいろなアプローチがあると思うが、計量的な手法もまた、その一つである。その方法への賛否はあるかもしれないが、発表を聞いてみる価値はあると感じた次第。

なお、この発表では、写楽の作品について、役者絵として「男性・女性」を描き分けながらも、同時に、その「役者」の特徴も、描き分けている、ということが、計量的な分析から明らかになっていると報告があった。(学生の卒業研究)。

その他、興味深い内容の多い、シンポジウムであった。このシンポジウムは、次年度(2009)は、神戸大学での開催がすでに決まっている。

當山日出夫(とうやまひでお)
GCOE(DH-JAC)客員研究員
 

2008年12月15日

CFP: Visualizing the Past: Tools and Techniques for Understanding Historical Processes

原稿提出締切: 2008年12月15日
開催日: 2009年2月20-21日
会場: University of Richmond, USA
URL: http://dsl.richmond.edu/workshop/
原稿提出・連絡先:
Andrew J. Torget
University of Richmond,
Email: atorget [at] richmond.edu
TEL: +1-804-484-1636
または
James W. Wilson
James Madison University
Email: wilson [at] jmu.edu
TEL: +1-540-568-2757

2008年12月14日

JADS秋季研究発表会参加報告

當山日出夫

2008年12月6日、アート・ドキュメンテーション学会の第1回秋季研究発表会
がおこなれた。本GCOE関係では、次の発表があった。(プログラム順)

【発表2】當山日出夫「文字を残すための序論的考察」
【発表5】金子貴昭「版木資料のデジタル・アーカイブについて」
【発表7】赤間亮「英国V&A博物館とスコットランド国立博物館所蔵浮世絵
のデジタルアーカイブ」

これらの発表要旨および予稿集(PDF)は、アート・ドキュメンテーション
学会のHPから閲覧可能である。

アート・ドキュメンテーション学会(JADS)
http://www.jads.org/

2008年秋季研究発表会
http://www.jads.org/news/2008/1206.html

発表の詳細は、上記のHPをみていただきたい。ここでは、この研究会に参加
しての個人的感想をのべておきたい。

まず、今回のこの研究集会は成功であったと言ってよい。今回の研究会が開催
になった背景としては、この学会での発表希望者の増加がある。今年(200
8)6月の京都国際マンガミュージアムでの大会において、数多くの発表希望
があった。それをうけて、研究発表の機会を増やす目的で開催となった。

会場が、印刷博物館(東京、凸版印刷)ということもあってのことかもしれな
いが、予定した人数よりを上回る来場者であった。総計で、約70~80名と聞
いている。これは、この学会「アート・ドキュメンテーション」について、新
しい関心のたかまりの反映であろうと推測する。

次年度(2009)に、この学会は創立20周年をむかえる。20年前といえば、パ
ソコンがようやく普及しだした時期である。インターネットの普及や、いわゆ
る「デジタルアーカイブ」の登場は、その後のことである。いまや、ネット上
に様々な学術情報が存在し、また、博物館・美術館などの学芸の日常業務にお
いても、コンピュータは必須となってきている。

デジタル化したデータ(美術作品や図書など)を、研究者はどのように効率的
に利用するか、また、博物館・美術館はどのようにユーザに提供するか、美術
館・博物館と研究者をふくめて、総合的に考えなければならない、新しい時代
をむかえているといえよう。この意味で、この学会の今後の動向には、注目し
ておかなければならないと、思う。この学会は、日本の文化・芸術の研究にお
いて、その公的な所蔵機関である、各地の博物館・美術館と交流の機会を得る
ことのできる、絶好の場所でもある。

なお、アート・ドキュメンテーション学会の次年度(2009)の大会は、本GC
OE拠点である、立命館ARCでの開催が決まっている。関係する方々(先生方、
また、学生・PDの方々など)の、積極的な参加を期待したい。また、大会の
開催にあたって御協力を願う次第である。

當山日出夫(とうやまひでお)
GCOE(DH-JAC)客員研究員

 

2008年12月14日

漢字文献情報処理研究会 第十一回大会

日時: 2008年12月14日(日)13:00~
会場: 慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎中会議室
       (東急東横線・目黒線、横浜市営地下鉄グリーンライン日吉駅前)
         http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html
会員入場無料(非会員は参加費500円)

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2008年12月13日

第14回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」

日時: 2008年12月13日(土)/14日(日)
会場: 同志社大学文化情報学部(京田辺キャンパス)
 

【事務局】
   〒610-0394 京都府京田辺市多々羅都谷1-3
   同志社大学文化情報学部文化情報学科
   津村宏臣 (シンポジウム事務局)
       E-MAIL: htsumura(at)mail.doshisha.ac.jp
       (at)を@に変更してお送り下さい
           TEL&FAX: 0774-65-7664
【主催・共催・協賛・後援】
   主催 第14回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」実行委員会
   共催 日本情報考古学会
   協賛 情報処理学会関西支部
   後援 同志社大学
   後援 人文系データベース協議会
 

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2008年12月 6日

JADS 第1回 秋季研究発表会

2008年度アート・ドキュメンテーション学会の新規事業,研究成果公開活性化プロジェクトとして標記研究発表会を開催いたします。奮ってご参加下さい。

日時: 2008年12月6日(土) 10:30-17:00
会場: 印刷博物館 B1F グーテンベルクルーム(研修室)
http://www.printing-museum.org/index.html

参加申込先: 印刷博物館ライブラリー 山崎美和
TEL:03-5840-2300(代)
FAX:03-5840-1543(ライブラリーFAX番号)
E-mail: yamazaki@printing-museum.org
参加費: 1000円(資料代および企画展等観覧料を含む)

※ 参加者は開催中の印刷博物館企画展「ミリオンセラー誕生へ! 明治・大正の雑誌メディア」および総合展示ゾーン,VRシアターなどが観覧できます。

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2008年12月 6日

"オリジナル"の行方―文化財アーカイブ構築のために―

日時: 平成20年12月6日(土)-8日(月)
会場: 東京国立博物館平成館大講堂

 東京都台東区上野公園13-9
 当日は西門よりお入りください

主催: 東京文化財研究所
申込み受付 : 2008年10月14日(火)-11月14日(金)
 お席に限りがあります。お早めにお申し込みください。
参加登録料 : 一般 8,000円 学生 5,000円 (登録は会場入り口で行います)
すべてのシンポジウム参加者に次年度、報告書をお送りいたします。

懇親会 : 12月7日(日) シンポジウム参加者をご招待いたします。

http://www.tobunken.go.jp/info/sympo08/

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