文化財の現在･過去･未来─デジタルとアナログ共存の意義─

吉岡幸雄 よしおか さちお
染織家、染司よしおか 当主

京都市に生まれる。

早稲田大学第一文学部を卒業後、昭和48年、美術工芸図書出版「紫紅社」を設立。「琳派」、「正倉院列と飛鳥天平の染織」、「狂言の装束」など80冊に及ぶ出版を行う。

昭和63年、生家「染司よしおか」五代目当主を嗣ぎ、染師福田伝士氏と二人三脚で日本の伝統色の再現に取り組むとともに、国内・海外にて幅広く講演を行い、いにしえからの植物染めの奥行きの深さとその美しさについて語っている。

最近のプロジェクトに、成田空港第2ターミナルにおける日本伝統工芸の展示プロデュース、羽田空港第2ターミナルにおける、開港記念展示プロデュース。主な著書に「源氏の色辞典」、「日本の色辞典」、「京都町家　色と光と風のデザイン」など多数。

2010年10月には、アメリカ・ネバダ州立大学にて開催されるTextile Society of Americaの年次学会にて基調講演予定。

左写真：紅花から染料を作り出す

中写真：筒描き

右写真：刈安色など、自然の色で染められた布

吉岡幸雄の色彩界「紫のゆかり」

http://www.sachio-yoshioka.com/

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＞4月30日「伝統色と文化財」