• 京都文化研究班


2009年7月15日

『風俗絵画の文化学』が出版されました

松本郁代・出光佐千子編
『風俗絵画の文化学:都市をうつすメディア』
思文閣出版、2009年7月刊行

目次

序章 巨視と微視の文化学 松本郁代

第一部 場の記憶
第1章 上野友愛「「清水寺参詣曼荼羅」試論―想定された享受層をめぐって―」
第2章 下坂守 「中世京都・東山の風景ー祇園社境内の景観とその変貌をめぐってー」
第3章 マシュー・マッケルウェイ「「北野経王堂」と「諏訪の神事」―室町時代京名所扇面図の場と記憶―」

第二部 聖俗の描写
第1章 松本郁代「中世における職人絵の登場―職能者をみる目線と社会―」
第2章 川嶋將生「近世風俗絵画のなかの節季候」
第3章 出光佐千子「池大雅の風俗表現―西湖図に描かれた都市風俗―」

第三部 伝承の変化
第1章 源城政好「「根来」と根来塗―絵画資料に見る根来」
第2章 金子貴昭「立命館大学ARC所蔵「東山名所図屏風」の主題考察 ―相模掾操芝居図を中心に―」
第3章 松葉涼子「江戸の劇場図―菱川派を中心に―」
第4章 亀田和子「風俗《曲水宴図》の思想と変容 ―月岡雪斎と窪俊満を例として―」

第四部  解釈の創出
第1章 彬子女王「「風俗画」再考―西洋における日本美術研究の視点から―」
第2章 前崎信也「写真は真を写したか―明治初期の万国博覧会写真と日本陶磁器―」
第3章 張建立「中国における『清明上河図』研究の現状と課題」

 

 本論文集は、GCOEのサブ・プロジェクト「洛中洛外図屏風の総合的アーカイブと都市風俗の変遷」がこれまで行ってきた研究会の研究成果を、本プロジェクトの松本郁代・出光佐千子両氏の編集により出版されたものです。

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