No.25~26 鉄道省版 堂本印象「[きりぎりす]」・橋本関雪「[山家の雪]」

No.25A 鉄道省版 堂本印象「[きりぎりす]」   立命館ARC所蔵(arcMD01-0114-024)
縦25.5×横26.2×厚1.5cm

No.25B 鉄道省版 堂本印象「[きりぎりす]」   立命館ARC所蔵(arcMD01-0114-02)
縦25.5×横25.7×厚2.0cm

No.25C 鉄道省版 堂本印象「[きりぎりす]」   立命館ARC所蔵(arcMD01-0114-07)
縦26.0×横25.5×厚1.7cm

No.25D 鉄道省版 堂本印象「[きりぎりす]」   立命館ARC所蔵(arcMD01-0114-06)
縦25.7×横25.5×厚2.0cm

No.26A 鉄道省版 橋本関雪「[山家の雪]」   立命館ARC所蔵(arcMD01-0137-01)
縦25.6×横26.0×厚2.1cm

No.26B 鉄道省版 橋本関雪「[山家の雪]」   立命館ARC所蔵(arcMD01-0137-14)
縦25.6×横25.9×厚2.0cm

No.26C 鉄道省版 橋本関雪「[山家の雪]」   立命館ARC所蔵(arcMD01-0137-03)
縦25.7×横26.0×厚2.2cm

No.26D 鉄道省版 橋本関雪「[山家の雪]」   立命館ARC所蔵(arcMD01-0137-02)
縦25.6×横26.0×厚2.1cm

 摺師・高橋新治郎旧蔵の板木には、徳岡神泉、橋本雅邦、川崎小虎、榊原紫峰、西村五雲、西沢笛畝など、著名な近代日本画家の作品が多く含まれている。展示品25~26は京都に縁の深い堂本印象・橋本関雪の作品の板木で、展示No.25Aには「鉄道省」の印がある。展示No.26には鉄道省の印が見られないが、板木を包んでいた新聞紙に旧蔵者の識語があり、鉄道省版画と分かる。鉄道省は昭和5年(1930)以降、海外からの観光客誘致を目的に、木版画などによるポスターや印刷物の制作に取り組んでいた時期がある。展示品はその流れに関わって制作されたものかと思われるが、詳細は未詳。展示No.25Dでは、細い輪郭線を彫るために、桜よりも堅く緻密な柘の木が入木されている。