No.23 千本桜の忠信

No.23A 「千本桜の忠信」   立命館ARC所蔵(arcSP02-0348)
昭和39年(1964)
大判

No.23B 「千本桜の忠信」   奈良大学所蔵(ま41-04)
昭和39年(1964)
縦43.3×横28.5×厚2.0cm

No.23C 「千本桜の忠信」   奈良大学所蔵(ま41-09)
昭和39年(1964)
縦45.7×横28.4×厚2.2cm

No.23D 「千本桜の忠信」   奈良大学所蔵(ま41-07)
昭和39年(1964)
縦45.7×横28.5×厚1.7cm

No.23E 「千本桜の忠信」   奈良大学所蔵(ま41-03)
昭和39年(1964)
縦41.2×横25.5×厚2.3cm

 展示No.23~24は、マリア書房が刊行した『重要無形文化財文楽人形版画集』シリーズのうちの2点である。原画は三代目長谷川小信と能英樹、彫師は松田寅蔵、摺師は松本節太郎。文楽人形を半身像で迫力満点に描くのが、このシリーズの最大の特徴である。マリア書房が運営するギャラリー高野の店頭では、同シリーズに含まれる英樹の「鏡獅子」の板木1枚を見ることができる。展示№23は「義経千本桜」の四段目「道行初音旅」を描いたもの。文楽人形の絵は小信の得意分野の一つで、昭和3年(1928)には『日本名物大阪文楽座人形画集』を世に出している。