- 現代に伝わる板木
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No.09 墨書のある板
No.09A 墨書のある板 奈良大学博物館所蔵(K板01)
縦15.8×横95.4×厚0.9cm
No.09B 墨書のある板 奈良大学博物館所蔵(K板02)
縦13.8×横89.3×厚0.9cm
No.09C 墨書のある板 奈良大学博物館所蔵(K板03)
文化11年(1814)
縦27.2×横97.6×厚0.9cm
No.09D 墨書のある板 奈良大学博物館所蔵(K板07)
安永元年(1772)
縦14.6×横74.7×厚1.3cm
展示No.09Aには「正御影供表白 二枚」「御影供表白 二枚」「無情 表白 二枚」「経師八左衛門」、展示No.09Bには「正明附加陀七枚」、No.09Cには「時文化十一年甲戌仲冬吉祥」「新出来」「仏生講式 板木五枚也」「佛」「高野山小田原」「経師八左衛門持」、09Dには「新板大般若法則」「四枚有」「壬安永元年辰極月出来」の墨書が見られ、書名や板木の枚数とともに所有者が記されている。これらの板の使用方法は未詳であるが、何かしら板木の管理に関わっていることは間違いない。『歴史資料 高野版板木調査報告書』(高野版板木調査委員会編)によれば、高野山上に「保護添板」が64枚現存するが、展示品はそれと同種のものかと思われる。墨書中に見られる経師八左衛門は経師伊右衛門などとともに、高野山の出版事業に深く関与しており、近世期の高野版を考える上で重要な位置を占める人物である。