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OverviewApril 11, 2022(Mon)
本研究は、明治期における木版多色摺口絵に関するイメージデータベースを構築し、そのデジタル研究環境基盤整備に取り組むものである。同資源は当時の出版・読書文化を窺い知ることができるものであるにもかかわらず、その特性ゆえの扱いづらさから、いずれの研究分野からも敬遠されてきた。以上の背景を踏まえ、本研究は、近代木版口絵にかんするイメージデータベースを構築し、その学術的価値の再検討を通じて、同資料を人文学研究の俎上に載せることを目的とする。2022度は、1)朝日コレクションのうち、書籍に挿し込まれた状態の口絵についてデジタル化を完了させること、2)ポータルデータベースを充実させること(登録作品、メタデータともに)、3)これまでの成果についてバーチャルインスティチュートをとおして公開することに注力する。