2006年12月31日

●片幕(かたまく)

揚幕の開け方の一つで、囃子方、後見、アイなどが登退場する場合に、揚幕の片端をあけて出入すること。
⇒本幕

●上ゲ扇(あげおうぎ)

開いた扇を、表側が演者のほうに向くように顔の前に出し、左右左の順で三足下がりながら扇を上げて右へ降ろす。
上げ端扇(あげはおうぎ)ともいう。

●謡講(うたいこう)

座敷に聴衆をあつめて、素謡を披露するために催される会のこと。京都では、立って舞う仕舞よりも、素謡が盛んで、「京観世」という謡い方があったほどである。
現在、素謡は、聴衆の前に出て謡うが、謡講では、謡い手が障子や御簾の内で謡うものである。

●舎利(2006.10.二条城台所)

⇒鑑賞する

(シテ)片山清司
京都市主催 京の華舞台

解説:石淵文栄

2006年12月13日

●舎利(しやり)

出雲の国の僧が都の仏閣を一見しようと都にやってくる。唐渡りの十六羅漢や仏舎利を拝むために、東山の泉涌寺に来た。寺男の案内で、僧が仏舎利を拝み感涙にむせていると、里人がきて、一緒に拝み、
泉涌寺を見ると釈迦在世にあったような心地がすると仏舎利のいわれを語る。そのうち、空かき曇り、稲妻が走る。そして、里人の顔は鬼と化して、自分は、昔舎利を望んだ足疾鬼(そくしっき)の執心であるとかたる。牙舎利を奪い、天井を手破って、飛び去るのであった。
(中入)
僧は、寺男から韋駄天のことを聞いて、二人で祈ると韋駄天が現れ、足疾鬼を天上界まで追いかけ、もとの下界に追いつめ、舎利を取り返すのであった。

2006年12月06日

●鉢木(あらすじ)

はちのき
(書きかけ)

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●鉢木(はちのき)

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