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 [書込]

Surrealism in Music
2020年1月15日(水)

アート・リサーチセンターにて講演会を開催いたします。

「Surrealism in Music」

講師: イワン・イワノフ Ivan Ivanov Ph.D. (ネバダ大学講師/クラリネット奏者)

2020年1月15日(水) 13:00-14:30
【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター2F 多目的ルーム

参加無料(予約不要)

[主催] 立命館大学アート・リサーチセンター、先端総合学術研究科院生プロジェクト「音楽と社会」研究会



講師プロフィール
ブルガリア出身。ネバダ大学ラスベガス校College of Fine Arts & Libral Arts博士課程修了。
現在、同大学の研究員兼講師。
スペイン系アメリカ人作曲家レオナルド・バラダ Leonardo Baladaを論じた著書『Leonardo Balada and Surrealism in Music』がRoutledgeより2020年出版予定。
クラリネット奏者としても国際的な活動を続けており、バラダのクラリネット作品のCD《The Clarinet Music of Leonardo Balada》がNaxosより2020年4月発売予定。

要旨
シュルレアリスムはフランスの詩人アンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」(1924年)に始まる芸術運動である。この運動は詩を中心に絵画や写真といった諸芸術に広まったことはよく知られているが、音楽についてはどうなのだろうか。この問いへの応答が本講演のテーマである。レオナルド・バラダ(1933-)はスペインに生まれ、アメリカで活動している作曲家である。同郷の画家パブロ・ピカソやサルバドール・ダリの作品に刺激され、代表作《ゲルニカ》など、多くの楽曲を残している。特にダリとは、彼のドキュメンタリー映画に音楽を制作するなど親交が深く、バラダの楽曲の中に、ダリのコンセプトから触発された要素を見ることができる。本講演では、ダリのコンセプトがバラダの音楽の中でどのように活かされているのかを、実際に音楽を聴きながらみていく。それにより、これまで語られてこなかった、新たな音楽史と美術史のつながりを見ることができるだろう。