こおもて
のうめん「能面」の項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
子の面の意、少女の顔である、能面中の傑作とされ、喜悲何れにも偏せぬ中間表情で、豊麗の健康美を盛る金春喜多では多く用ひ、『羽衣』、『熊野』『舟弁慶』(船弁慶)『殺生石』等のシテ女や、ツレ天女等使途広汎である。