略 歴

水田 哲生
みずた てつお
立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構ポストドクトラルフェロー。
1968年愛媛県生。博士(政策科学)。
1968年愛媛県生。博士(政策科学)。
歴史都市防災研究センターで自然災害のリスクマネジメントの研究に従事している。具体的には、地震リスクと洪水リスクの定量化を、経済被害の観点から把握している。
■ 主な著書・論文
『文化遺産防災学「ことはじめ」篇』(2008)のうち、「住民と観光客の協働による歴史都市のリスク緩和と防災政策」の項を執筆。
「An Earthquake Risk Assessment from The Viewpoint of Economics by Analysing Macro Data in KYOTO」(「Eastern Regional Organization for Planning & Human-Settlements」2008年10月)、「大規模地震が京都市の観光関連分野に与える社会経済的影響の推定に関する研究」(「歴史都市防災論文集」Vol.1、2007年6月)などの論文がある。
要 旨
「災害リスクマネジメントとしての観光地アユタヤの水害ポテンシャルの推定と、研究の成果のフィードバックとしての大学での講義の実践」
2008年6月30日から9月27日までの90日間、タイ・タマサート大学に派遣された。最初の1ヶ月余りは若手研究者ワークショップのオーガナイザー兼研究発表者として努めた。また同時期に大学内で複数の講義を担当した。残りの期間は、世界遺産であり国内有数の観光地でもあるアユタヤの水害リスクマネジメントに取り組んだ。水害頻発に直面しているアユタヤの価値を、トラベルコスト法を用いて試算し、併せて観光客と住民の意識も明らかにした。
