C3-5 大江山酒呑童子
-
-
資料名 : 大江山酒呑童子
作者 :
員数・装丁・判型 :
年代 : 安政5年(1858)5月 京都・南
資料番号 : arcSP03-0461歌舞伎において、出演する役者の配役を記したものを役割番付という。江戸と上方(大坂・京都)では形式に違いが見られ、江戸では半紙三枚綴りであるのに対し、上方は一枚物である場合が多い。この役割番付からは、安政5年(1858)に京都・南座で前狂言に「大江山酒呑童子」、切狂言に「お染久松色読販」が上演されたことがわかる。本公演では酒呑童子を三代目嵐璃寛、源頼光を二代目尾上多見蔵が演じている。二代目尾上多見蔵は当時の歌舞伎界を代表する役者のひとりとされ、三代目璃寛は二代目多見蔵の門人であったことがある。本公演では師弟関係のあった役者たちが頼光・酒呑童子として共演している。なお、璃寛は酒呑童子のほかにも八重桐や袴垂保輔など計5役を兼ねており、山姥を演じた姿が重広の作品にのこされている(arcUP6061-181)。多見蔵も頼光のほかに渡辺綱・坂田金時の役を兼ね、両者の活躍のほどがうかがえる。