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絵師:有楽斎長秀
出版:文化(1804~18)前期
判型:横間判合羽摺12枚揃のうち
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0349-01『仮名手本忠臣蔵』各段を、遠近透視図法を強調した「浮絵」の手法で描く横間判12枚揃の第1図。このシリーズは、文化(1804~18)前期の刊行で、錦絵ではなく、合羽摺の技法で摺られている。作者の有楽斎長秀は、寛政11年(1799)から天保(1830~44)後期にかけて活躍した上方の浮世絵師で、本シリーズのように合羽摺の作品を多く手がけ、役者絵のほか、美人画や滑稽本の挿絵なども描いた。
本図は、大序の鶴ヶ岡八幡宮社頭の場面、顔世御前に恋慕して言い寄る師直を見咎める若狭之助、大銀杏の木陰から様子をうかがう判官が描かれている。
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