絵師:国貞〈1〉
出版:文政13年(1830)
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP6647(arcUP6645~47)
文政13年(1830)4月の市村座の上演に取材したもの。雪の降る中の討入の場で、炭小屋に潜んでいた高師直(初代片岡市蔵)が引きずり出された場面。槍で突きかける寺岡平右衛門(2代目関三十郎)に、炭俵をつかみ抵抗の姿勢を見せる師直を、「忠」の字の提灯を掲げて照らす頭梁由良之助(3代目坂東三津五郎)という構図である。市蔵は、敵役を得意とし、この時は定九郎も勤めている。.