詩人「駱任庭」
12.杜工部集

タイトル:杜工部集
資料番号:FB.563.26~28
 1812年に出版された杜甫詩集の和刻本です。底本は1784年の『杜工部集』を使用しているようです。杜詩は日本でいつ読まれ始めたは確かではありませんが,五山僧の虎関師錬(1278 - 1346)の『済北集』に杜詩が確認できます。その後,江西龍派(1375-1446)が『杜詩続翠抄』を残し,雪嶺永瑾(1447-1537)が『杜詩抄』を著し,杜詩が五山文学にも多大な影響を及ぼすことになります。

arrow_upward