3.5.6.東海道四谷怪談(歌舞伎)
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絵師:国芳
判型:大判/錦絵
上演年月日: 嘉永1(1848) 9月28日 江戸・ 市村座
外題:当三升四谷聞書 (まねてみますよつやのききがき)
配役:神谷仁右衛門 〈8〉市川 団十郎、お岩小平ぼうこん 〈4〉市川 小団次、佐藤与茂七〈4〉市川 小団次、直助権兵衛〈4〉坂東 三津五郎
資料番号:arcUP2983~84 所蔵:立命館ARC『東海道四谷怪談』は、文政8年(1825)7月、江戸・中村座で初演された四世鶴屋南北作の歌舞伎作品である。『仮名手本忠臣蔵』と合わせて上演され、民谷伊右衛門に毒を飲まされたお岩が怨霊となって現れる怪談として知られている。
本作品は、嘉永元年(1848)に市村座で上演された『当三升四谷聞書』の役者絵である。描かれているのは、「戸板返し」と呼ばれる場面である。流れ着いた戸板を返すと、表には小平、裏にはお岩の姿が現れるという仕掛けで、舞台上では一枚の戸板をひっくり返すことで、二人の亡霊を見せる演出であった。
この場面は、物語の恐ろしさだけでなく、舞台装置や役者の身体を使うことによって怪談を見せる歌舞伎ならではの見どころである。こうした視覚的な演出によって観客に強い印象を与え、その後も繰り返し上演される作品となった。(宮﨑・戸塚)
