ごあいさつ

 今年4月から、立命館大学京都衣笠キャンパスには、本学17番目の学部としてデザイン・アート学部がスタートしました。新学部開設の準備として昨年度からは、衣笠アートヴィレッジ・フェスティバルを開催し、広く一般の方々に衣笠キャンパスの各学部、学生サークル、そして研究所の活動を公開しています。本年度、衣笠アートヴィレジ・フェスティバルは第2回目を迎えます。
 アート・リサーチセンターでは、このフェスティバルにあわせ、展覧会「歌舞伎とメディア ー映画"国宝"を背景にー」をご用意させていただきました。
 この展覧会では、アート・リサーチセンターが開設以来28年にわたり収集してきた浮世絵やブロマイド、雑誌、レコードなどの収蔵品を中心に、映画「国宝」の大ヒットで注目される"歌舞伎"とさまざまなメディアとの関りに注目した作品を展示します。映画『国宝』では、上方歌舞伎の大立物である花井半二郎の部屋子となった立花喜久雄が、長い修行と紆余曲折を経て人間国宝にまで上り詰める壮大な物語を映像化したもので、吉沢亮(喜久雄)と横浜流星(俊介)が、1年以上の訓練を経て女方の妖艶な踊りも披露し、美しい映像と相まって歌舞伎の魅力に改めて引き込まれた方々も多かったと思われます。上方歌舞伎の物語のため、上方歌舞伎を代表する大名題、四代目中村鴈治郎が監修しているのも、私たちにとっては、この作品を身近に感じさせるものでした。アート・リサーチセンターには、沢山の歌舞伎資料が収蔵されています。『国宝』は、映画ではありますが、これをきっかけに歌舞伎に興味を持つ方々が増え、アート・リサーチセンターの歌舞伎資料がより多くの方に活用されることも願っています。
 なお、本展は、5月31日の衣笠アートヴィレッジ・フェスティバルのあとも、6月12日まで継続しております。6日(土)7日(日)も開場しておりますので、フェスティバルにご参加できなかった方も是非足をお運びください。
 最後になりましたが、本学デザイン・アート学研究科の大学生、ならびに新入生にもお手伝いいただきました。心より御礼を申上げます。

   2026年5月31日

 アート・リサーチセンター 副センター長              
デザイン・アート学部 学部長 赤間亮

  企画・構成:デザイン・アート学部助教 戸塚史織   
 スタッフ:デザイン・アート学研究科 M1 築紫葵・宮崎優希
  協力:アート・リサーチセンター学芸員 渡邊 華
 技術協力:アート・リサーチセンター研究員 堀池理生

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