B2-03 瓶割柴田

巻3

永禄12年、柴田勝家は長光寺の城を佐々木承禎に囲まれ、城中のへ水を断ち切られた。折しも晴天が続き、城中は飢渇し、水瓶を三つのこすばかりとなった。勝家は兵卒たちに水を飲ませ、「討と定る上は水の貯も無益なり」と長刀の石突にて三つの瓶を割り砕いた。勝家の計は功を奏し、決死の勢いで城を出た勝家の勢は佐々木の軍を打ち破った。

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