河角龍典 准教授

河角准教授

【専門領域】
平安京や平城京など古代都市遺跡の環境考古学とGIS(地理情報システム)を専門としています。遺跡の発掘調査が対象とする表層地質に記録されている情報から地形形成過程を把握し、また災害史を構築することに関心があります。また、デジタル人文学にも関心があり、GISとCGを用いながらバーチャル平安京や長岡京の3次元都市モデルを構築し、景観シミュレーションの研究も進めています。

【著書・論文】
「3次元都市モデルを用いた古代都市の景観分析-バーチャル長岡京・平安京で見る都市の中軸線と山並みの関係-」文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)監修・矢野桂司・中谷友樹・河角龍典(立命館大学)編『シリーズ 日本文化デジタル・ヒューマニティーズ03 京都の歴史GIS』ナカニシヤ出版、2011。

DH06_book.jpg 『京都の歴史GIS』

【最近の研究テーマ】
ハンディジオスライサーを用いた伊勢平野中部の海岸低地の形成過程や災害史の研究を進めています。

【所属学会/受賞歴等】
人文地理学会、日本地理学会、日本文化財科学会など
第2回日本文化財科学会奨励論文賞 (2009/07)
第2回日本文化財科学会ポスター賞 (2008/06)

【専門領域での推薦学術書】
『Principles of Geoarchaeology: A North American Perspective』(Michael R. Waters, 1997, University of Arizona Press )

【大学院志望者へ一言】
自然地理学・歴史地理学・環境考古学・ジオアーケオロジーの方法を適用した遺跡の古環境復原、空間情報処理、ビジュアライゼーションに関する調査・研究をサポートします。