2008年01月24日

●GCOE国際シンポジウムの開催

■テーマ : 日韓の先史時代集落-GISの可能性

■日 時 : 2008年 2月 17日(日) 9:30分から受け付け

■会 場 : 立命館大学 アカデメイア立命21 K201号

        (懇親会会場:末川会館地下 カルム)

■日 程
10001010 開会行事
基調講演
10101110 「GISとエージェントシミュレーション‐先史時代貝塚の立地論・分布論・景観論と文化財情報科学‐」                        津村宏臣(同志社大学)
発  表
11101200 「GISを用いた縄文時代集落の分析」
          Ghobadi, Ali(立命館大学外国人客員研究員・アメリカン大学)
12001300 昼  食
13001340 「GISを用いた縄文時代の石器・石材流通」
                      塚原秀之(立命館大学博士課程前期課程)
13401440 「韓半島中部地域の青銅器時代の集落変遷」
                 ()亨源(ヒョンウォン)(韓国ハンシン大学博物館) (通訳:(ジョン)(ウン)(ジン))
14401540 「GISを用いた韓国慶南地方の青銅器時代前期‐後期の集落」
              裵徳煥(               ベドッカン)(韓国東アセア文化財研究院) (通訳:(ジョン)(ウン)(ジン))
15401600 休  憩
16001640 「GISを用いた新石器‐無文土器時代の集落変遷」
               千羨(                 チョン)(ソンヘン)(立命館大学GCOEポストドクトラルフェロー)
16401720 「GISを用いた水田周囲の集落分析」
                 李基(            イキ)(ソン)(立命館大学GCOEポストドクトラルフェロー)
17201730 閉会行事
1800        懇親会
⇒続きを読む

●第76回京都縄文文化研究会開催

特集:土器編年の方法の比較

日時 : 2007年1月26日(土) 13時~17時

会場 : 立命館大学衣笠キャンパス 啓明館1階 学芸員課程実習展示室

記念口演 : 韓国新石器時代の土器編年の比較        林尚澤(韓国釜山大学校助教授)

報   告 : 縄文・弥生時代      矢野健一(立命館大学)

         弥生・古墳時代      中居和志(立命館大学大学院生)

         韓国無文土器時代    千羨幸(立命館大学GCOEポストドクトラルフェロー)

         アメリカ           アリ・ゴーバディ(アメリカン大学)

2007年10月26日

●第8回関西縄文文化研究会研究集会

■ 第8回関西縄文文化研究会研究集会

*日本文化研究班のPD李基星とPD千羨幸が発表します。

・テーマ:関西の突帯文土器

・日程:2007年12月15日(土)~2007年12月16日(日)

・会場:皇學館大學 伊勢学舎 4号館 3階 431号

・参加費:無料(資料代として5000円、懇親会代として5000円ほど)

・定員:200名

・詳細は関西縄文研究会のHPで、http://1st.geocities.jp/kansaijomoncafe/index.html

●GCOEの第6回火曜セミナーの発表

■ GCOEの第6回火曜セミナーの発表

・日時:2007年11月6日 18時~19時30分

・場所:アートリサーチセンター

 ・発表者:日本文化研究班 PD 李基星

・タイトル:近畿地方における水田稲作農耕開始期の様相(The Aspect of beginning of Rice agriculture in Kinki Area, Japan)

・内容:水田稲作農耕は東アジアの基層文化の一つである。西日本において水田稲作農耕は韓半島から伝播したもので、地域によってその登場時期は異なるが、縄文時代晩期からその証拠が確認される。水田稲作の考古学的証拠は直接的証拠(炭化米や水田など)と間接的証拠(石包丁などの農耕具と土器の籾痕)がある。そのなか、本発表では水田遺構を取り上げ、その出現期の分布、立地などを検討する。とりわけ、水田遺構の地理情報に基づき、稲作農耕の受容と展開の過程を明らかにしたい。

2007年10月21日

●研究活動・内容

■ 和田晴吾研究室の研究活動

 和田研究室の本年度のテーマは「縄文・弥生移行期の日韓比較研究」であります。日本列島の縄文・弥生移行期は水田稲作農耕文化の成立期に相当し、韓半島での水田稲作農耕文化成立期は新石器時代から青銅器時代の移行期に相当し、水田稲作を経営するに当たっての人々の集落の形成や展開の変化が様相されます。したがって、各地域における居住地域の立地、集落の構成、そして集落の拡散様相、人口数の変化、水田の立地と構造の変化を明らかにし、日韓比較を行い、日本列島における水田稲作農耕文化の特徴を引き出すことに目的があります。  

 具体的な研究手順としては、①日本列島の近畿地方、韓半島の慶尚南道地域の該当時期の遺跡の目録リストをつくり、②各遺跡の考古学的情報(遺構の構成、遺構の時期、土器量など)はもちろん地理的情報(遺跡の分布、遺跡の立地)を収集します。③これらの資料をテータ・ベース化し、検索できるように、発信する。④各地域の考古学的意味付与とともに、GISを利用し、結論に適した応用方法を求め、活用して、結果として出すことであります。

 <研究計画> 2007年10月~2008年3月                                                ・10月~12月:資料の集成、データ・ベース化の模索                                  ・01月~03月:GISの活用による結果の提示、テーマに関連するシンポジウムの開催。