清元節

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きよもとぶし


総合


歌舞伎

文化十一年(1814)に二世宮本斎宮太夫のちの初世清元延寿太夫が宮本節から分れて語りはじめた浄瑠璃で、粋で艶っぼく、江戸末期の庶民ことに職人の生活気風をもっともよく表現している。 代々の太夫には名手が多く、のちに名人太兵衛といわれた二世延寿太夫、その娘のお葉、その婿の四世延寿太夫、その養子の五世延寿太夫があり、今の家元は六世である。この高輪派とは別に清元流の三世清元梅吉、今の寿兵衛の一派がある。昭和三十一年三月この寿兵衛と高輪派の志寿太夫が、重要無形文化財の保持者に認定され、清元は長唄常磐津節とともに劇場に、演奏会に、舞踊会にますます盛んである。 代表曲として「保名」「玉兎(たまうさぎ)」「子守」「かさね」「お染」「喜撰」「三社祭」「落人」「神田祭」「明烏」「十六夜」「三千歳(みちとせ)」などがあげられる。