藤間流
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ふじまりゅう
総合
歌舞伎
日本舞踊の流派の一つ。 舞台向きの大間な振りが特色で、花柳流とならんで舞踊界の一大勢力である。寛永(1630)ころの初世勘兵衛にはじまり、三世は「山姥」「汐汲」「浅妻船」などの振付で江戸随一の名手といわれたが、明治の七世で絶えた。
勘十郎家
三世勘兵衛が一時勘十郎を名乗ってからの家柄で、二世は江戸後半期に「保名」「かさね」「三社祭」などを振り付けて名高く、茅場町の藤間といわれた。 七世は六世尾上菊五郎一座の専属振付師として功績が大きく、また当代屈指の舞踊家であった。
勘右衛門家
二世勘十郎の門人の初世勘右衛門にはじまり、「鏡獅子」「素襖落」「お夏狂乱」などを振付けた二世は、後に勘翁といい浜町の藤間といわれた人で、明治大正時代の舞踊界の大御所。 三世は俳優の七世松本幸四郎、四世はその三男の尾上松緑である。 →松本流